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After Hours / Charlie Christian ,Dizzy Gillespie (アフター・アワーズ/チャーリー・クリスチャン,ディジー・ガレスピー)

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Information
personnelinst.
Charlie Christianguitar
Dizzy Gillespietrumpet
Joe Guytrumpet
Hot Lips Pagetrumpet
Rudy Williamsalto sax
Kermit Scotttenor sax
Don Byastenor sax
Thelonious Monkpiano
Al Tinneypiano
Edmund Paulbass
Nick Fentonbass
Tom Millerdrums
Kenny Clarkedrums

notitlecomposerlength
1Swing to BopCharlie Christian8'51"
2Stompin' at the SavoyGoodman, Razaf, Sampson, Webb8'12"
3Up on Teddy's HillChristian6'07"
4Down on Teddy's HillChristian3'03"
5Guy's Got to GoChristian2'24"
6Lips FlipsChristian4'54"
7StardustCarmichael, Parish6'13"
8KerouacChristian, Newman7'29"
9StardustCarmichael, Parish3'22"

Recorded:1941/5/12


コの1曲

 Stompin’ at the Savoy
  Personnel:
   Charlie Christian (g)
   Joe Guy (tp)
   Thelonious Monk (p)
   Nick Fenton (b)
   Kenny Clarke (d)


コんな曲調

 スインギーな歌モノ


ココが聴きどころ

 “オリジナル”としての説得力

  いにしえのジャズ・ギタリスト、チャーリー・クリスチャン。
 ビッグバンド全盛の当時、ギターソロを研究するにあたってクリスチャンが参考材料にしたのはサックスやトランペットによるソロ演奏だったはずだ。それは、クリスチャンのソロの中のそこかしこから伺い知ることができる。ソロ演奏をギターというデバイスを用いて、表現し認められたジャズギターの先駆者がクリスチャンその人であると筆者は考える。
 Stompin’ at the Savoyのような歌モノをギターでこんな風に演奏したのはクリスチャンが最初ということになる。その意味で、本音源には誰にも批判することができない説得力がある。
 電気の力により音量の問題を解消し、本作のようなマスターピースは生まれた。よってクリスチャンのギターのことは、リスペクトを込めて“電気ギター”と呼びたい。

 2'27"~4'12" 5'55"~7'38"  管楽器と同等の立ち位置で真っ向勝負

 本曲におけるチャーリー・クリスチャンのソロの部分である。
 当時のコンボジャズでは、バッキングが厚みを出してソロイストを煽ってくるようなプレイはほとんどなく、ソロ演奏の時間はソロイストの“個の能力”が純粋に音楽に反映される。この箇所では、クリスチャンのギターの“味”を存分に楽しむことができる。
 音量を少し上げて聴けばよりよく判るが、録音マイクはギターの残響(音を出し終わった後にその音が室内に響くようなサウンド)まで拾っており、一音一音を“弾き切っている”ことが伺える。電気という魔法を得て、ギターのサウンドの“デシベル”をトランペットやサックスといった管楽器たちと同等の位置まで持っていくことができた。
 これらのソロ部分では、和音を鳴らす場面は7回ある(いずれも装飾音的に織り交ぜている程度)が、それ以外はすべて単音で構成されており、管楽器たちと真っ向勝負をしている姿が見える。


ココが巧い  

 中低音の音域だけで聴かせる 

 クリスチャンが使用しているギターはノンカッタウェイ(12フレット以上の高音を抑えるのが困難な、クラシカルなタイプ)で、ソロ演奏は中低音域のみで構成されている。クリスチャンのソロが“大人向け”のムードを醸しているのもこの辺が理由のひとつであろう。
 高音が使用し辛いという縛りがあるため、起承転結を形作るには相当のフレーズのボキャブラリーや発想力がなければならないのだが、本作では見事に多彩なフレーズを展開させ、ソロを完結させている。

 間違った音が一つもない

 クリスチャンは間違った音を一度も出していない。音程についてもそうだが、リズムについてもノーミスであると言える。余りにも自然にやってのけているため気付きにくい事実であるが、クリスチャンの演奏は減点する箇所がほとんどない。


  外連味なく、完璧

 現代におけるジャズでは、意図的に間違った音やズレた音を出したりするような表現はよく見かけるが、クリスチャンにおいては奇を衒ったようなことは一切せず、一貫して正攻法でパフォーマンスを完遂している。こういった教科書的なところが、後に多数のフォローワーを生み出すことになった要因であろう。


マイナスワン
♩ = 220  Key in D♭  10 Chor.  5'54"
  (IEにて再生可能)


ココからは余談。。。

 ジャズの素(ジャズのもと)

 大学生という生き物には、『酒乱』のイメージがあるが、筆者がモダン・ジャズ研究会に居た頃もご多分に漏れず、しょっちゅう居酒屋に出向いては騒いでいたものである。「どうすれば楽器が上手くなるか」という議論になったとき、ベース弾きの先輩がビールの入ったグラスを片手で持ち、もう片方の手でそれを指さしてこんなことを言った。


ベースの先輩Y:「ジャズの素。」


更に彼はこう続けた。


ベースの先輩Y:「一杯飲めばバップフレーズが一個増える(`・ω・´) b」


 若き日の筆者は愚直にもその言葉を信じ、ストックフレーズを増やすべくその日以来“ジャズの素”を積極的に摂取するようになった。
 今にして思えば、暴挙である。そう簡単に上達するほど楽器というものは簡単ではないのに。むしろ、ジャズの素のせいで身を持ち崩していった先輩や同輩を何人も目の当たりにしたぐらいだった。かくいう筆者も、二日酔いに苛まれる日々を過ごしていたわけだが。

 チャーリー・クリスチャンはドクターに止められてもマリファナの使用をやめなかったそうだ。クリスチャンにとってマリファナがジャズの素だったのかについては、確信はないが、違法行為はよろしくないし、なにごとも“過ぎたるは及ばざるが如し”であろう。


 みなさんもジャズの素の過剰摂取には、ご注意を。

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2014/05/25(日) | Charlie Christian | トラックバック(0) | コメント(-)

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