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Virtuoso / Joe Pass ( ヴァーチュオーゾ / ジョー・パス )

XRCD

Information
personnelinst.
Joe Passguitar

notitlecomposerlength
1Night and DayCole Porter3'32"
2Stella by StarlightWashington, Young3'34"
3Here's That Rainy DayBurke, VanH3'34"
4My Old FlameCoslow, Johnston5'15"
5How High the MoonHamilton, Lewis4'59"
6CherokeeRay Noble3'35"
7Sweet LorraineBurwell, Parish4'07"
8Have You Met Miss Jones?Hart, Rodgers4'41"
9'Round MidnightHanighen, Monk, Williams3'36"
10All the Things You AreHammerstein II, Kern3'58"
11Blues for AlicanJoe Pass5'26"
12The Song Is YouHammerstein II, Kern4'34"

Recorded:1973/8/28

コの1曲

 How High the Moon


コんな曲調

 スインギーな歌モノ


ココが聴きどころ

 高音質版 

  本CD作品には、XRCDの高音質版が存在する。
筆者が所持しているもはこのバージョンで、非常に音質がよく、自分の部屋にジョーパスが居るような錯覚を覚えるほどである。若干割高で且つ現在は品薄のようだが、ジャズギターを志す者としては所持していて損はないだろう。


  1'17"~1'26" アドリブソロへの導入部分 

  これから始まる長い旅路のプロローグにあたる部分である。
  低音と、半音ずつ下がる和音で構成されるこの導入部はギターによるイントロダクションとしては非常にシンプルで判り易く、ギターイントロのお手本と言ってもよい。 よってここで取り上げることにした。
 この曲の場合は、ジョーパスが奏でたイントロは自身へのソロ開始の合図となっており、軽やかにソロに入っている。
 ジャズギターを学習するに当たってソロギター作品は概して参考にし辛いが、こういったところは勉強材料になる。

  1'26"~3'07" ソロ1コラース~3コーラス

  ジョー・パスほど、無伴奏ソロギターで“曲のドラマ性”を感じさせられるギタリストはいないといっても過言ではない。
元の曲を知っていなくとも、理屈抜きにして凄さが伝わってくるところが“達人芸”と言える。ソロの1~3コーラス目には特にそれが圧縮されていると筆者は考える。
  1コーラス目のテーマメロディを崩したような音使いから、自然発生的にかつバップ感とスピード感を維持しながら次々にフレーズを展開する姿は、まさにコード進行に対してリアルタイムに条件反射し続ける“パブロフの犬”と言ってよい。

  ソロギターの場合、ルバート(演奏者が自由なテンポで演奏する)とインテンポ(一定のテンポに従って演奏)を交互に織り込んで演奏するのが普通だが、この曲では、導入部でひとたびインテンポになると、これ以降は曲の終わりまで同じテンポを貫き通している。特筆に値すべきパフォーマンスであろう。

↓に用意したマイナスワンを聞いて曲の雰囲気を掴んだ後にジョーパスのソロギターを聴いてみると凄さがよく判ると思うので是非実践していただきたい。


ココが巧い 

 Gのキーをやらせたら水を得た魚

  ギターの場合4弦の開放弦がDである関係上、本曲のようにキーがGの場合はDの開放弦が有効に使用できる(キーであるGから見てDは5度に当たり、イントロや曲の終わりで使用することにより、『曲の開始』の感じや『ソロの終わり』感を醸すことができる)。上記でも触れたが、ソロ導入部で用いており、和音との組み合わせで立体感のあるイントロを作り上げている。ジャズギター学習者としても是非コピーしておきたいテクである。
  本アルバムにおいて、インテンポで弾き切る曲は他にもあるが、速さで言えば本曲が最高であり(Cherokeeも速いがルバートを交ぜている)、テクニック的にも最高峰の部類に入るので取り上げることにした。ジョーパスは、どうやらキーがGの場合、水を得た魚のように最大限の力が発揮できるようである。
  バーチュオーゾシリーズは全4作品あり、本作のように途中からインテンポになり、曲の最後までそのまま突き進む曲が他にも1曲ある。Virtuoso#4に収録されているI'll Remember Aprilという曲なのだが、この曲もキーはGとなっている。Dの開放弦が多用できるせいかどうかは確信はないが、本曲よりもさらに速いテンポで弾き切っているのだ。(I'll Remember Aprilについては、別途紹介する予定。)


マイナスワン
♩ = 236  Key in G  6 Chor.  3'20"
  (IEにて再生可能)


ココからは余談。。。

  「3人ぐらいで」

 またしても、モダン・ジャズ研究会に入部して間もない頃の話となってしまうのだが、「最近買ったCDは?」という話になったとき、同輩のギター弾きがこんなことを口走った。

ギターの同輩X:「ジョー・パスのCD、買いました。『ヴァーチュオーゾ』ってやつで、
           ギターが3人ぐらいで合奏しているやつです(`・ω・´;) b」

3人とはw
気持ちは分からないでもないが、ジョー・パスはこの世に3人はいないし、クローンが製造されたなんていう情報も聞いたことがない。先進国のアメリカと言えどもそこまではしないだろう。
なにしろ、知らない人にそこまで思い込ませてしまうのも、ジョー・パスという“達人”の為せる業と言えよう。

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2014/05/19(月) | Joe Pass | トラックバック(0) | コメント(-)

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