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The Incredible Jazz Guitar / Wes Montgomery (インクレディブル ジャズギター / ウェス モンゴメリー)

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Information
personnelinst.
Wes Montgomeryguitar
Tommy Flanaganpiano
Percy Heathbass
Albert Heathdrums

notitlecomposerlength
1AireginSonny Rollins4'28"
2D-Natural BluesWes Montgomery5'22"
3Polka Dots and MoonbeamsBurke, VanH4'42"
4Four on SixMontgomery6'15"
5West Coast BluesMontgomery7'23"
6In Your Own Sweet WayDave Brubeck4'53"
7Mr. WalkerMontgomery4'32"
8Gone With the WindMagidson, Wrubel6'20"

Recorded:1960/1/26,28

コの1曲

 Airegin


コんな曲調

 ドライブする高速4ビート


ココが聴きどころ

 0'30"~1'30" シングルトーンによるアドリブソロ箇所 

  ウェスと言えばオクターブなどの和音を用いた大味なソロがよく取り上げられるが、ここは敢えてシングルトーンのソロ箇所に注目したい。黒人特有の"後乗り"かつ、バンドサウンド全体を前へ前へ引っ張っていくスピード感、なにより、音遣いがモダンジャズとして正統的であることは特筆すべきである。上記にもある派手なソロばかり取り上げられがちだが、この手の4ビートでのシングルトーンのソロ部分こそがウェスが“ホーンライク”と形容される所以であると筆者は考える。

 3'28"~3'56" ドラムバース 

  怒涛のような30秒である。いわゆる4バースと呼ばれる掛け合い(ドラムとのバースは特に『ドラムバース』と呼ばれている)で、4小節ずつをウェス(g)とアルバート・ヒース(ds)が交換し合っている。これほど迫力があって、尚且つ完成度の高いドラムバースは、筆者は他に知らない。まさにインクレディブル。曲の構成が1コーラス36小節(Bメロが12小節になっている。ABACの構成の場合は通常Bメロは8小節。)である都合上、2回目のAメロからギターとドラムのソロ順序が逆になっているもの面白いところ。違和感を感じさせないところもさすが。ウェスのソロはコード奏法のみですべて弾き切るという大技を使いサウンドに厚みを出しているが、後テーマの直前という起承転結の“転”にあたる部分でこのように大いに盛り上げてもらうと、聞いている側としても解決感を得ることができて有難い。


ココが巧い 

 シングルトーンのソロ箇所に耳を傾けるべし

 親指ピッキングによるこのテンポでのシングルトーンによるソロはなかなか真似できるテクではない。周知のごとく、ウェスはプラスチック製のピックを用ず親指で直接弦を弾くスタイルだが、単音の“ポコポコ”したサウンドはその結果生成されたものである。ジャズギターを学習してる人は是非一度アポヤンド奏法で親指で弦を弾いてほしい。“ポコ”っとしたニュアンスを感じ取ってもらえるはずだ。ただ、この曲のように早いパッセージを延々と続けることは至難の業である。ウェスの映像を見れば判るが、彼の場合はほとんどがダウンピッキングで、尚且つアップテンポの曲を好むため、そういった曲では残像ができるほど親指が速く動いている。ただし、よく見るとカラクリもあり、アポヤンド奏法のように隣りの弦にもたれた後、そのままさらに親指を下に移動させフレージングを続け、音数を稼いでいる。ある意味ではエコノミーピッキングの完成形とも言える。筆者の経験では、オクターブ奏法による派手なソロは、それ自体に音圧があるため、セッション等では“ゴマかし”が効いてしまう。ところが、単音のソロはそうはいかず、音使いのセンスが常に問われる。よって、ウェスのようにシングルトーンのソロで魅せるギタリストこそ本物であると筆者は考える。


マイナスワン
♩ = 280  Key in A♭  20 Chor.  10'21"
  (IEにて再生可能)


ココからは余談。。。

  「スゴイ・ジャズギター」


  筆者はかつて、モダン・ジャズ研究会なる組織に所属していた経験がある。
入部して間もない頃、こんなやりとりを目の当たりにしたことがあった。

ギターの先輩A:「最近何かCD買った?」
ギターの同輩B:「はい、ウェス・モンゴメリーの有名なやつを買いました。」
ギターの先輩A:「ほー。で、タイトルは?」
ギターの同輩B:「インクレブル…インクデル…インレデブル…インクレブルル………
                         『スゴイ・ジャズギター』です!(`・ω・´) b」
ギターの先輩A:( ゚д゚)ポカーン …

『Incredible Jazz Guitar』を『スゴイ・ジャズギター』と日本語訳するとは“言い得て妙”であるw
この一件の後、『スゴイ・ジャズギター』という邦題がジャズ研内で定着したのだった。


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2014/05/14(水) | Wes Montgomery | トラックバック(0) | コメント(-)

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